こんにちは。高木あすかです。
最近、淡く美しい色合いで、ひっそりと実は見えないところで起こっているような世にありえない光景をメルヘンちっくな夢を持たせたいと思っています。
で、そういうものを詩や、小説からイメージを膨らましています。
今回はこの詩を紹介します。
「厄除け詩集」 井伏鱒二
コノサカズキを受ケテクレ
ドウゾナミナミツガセテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
とらえかたは人それぞれなんですが、この詩は最後の二句がよく知られていて、それだけだとネガティブイメージがあります。しかし、全文を読めば、友人に対して「きみと仲良くなったのにもうお別れか。花が咲いて、嵐に吹かれて落ちるようにあっという間だな。人生はお別ればっかりだ。まぁだからこそ、今日はどうかたくさん飲もうよ。飲めないなんて言わないでくれよ?」という感じです。
今を大事にしてる、一期一会の意味にもとらえられます。
私はお酒が好きで、人といるのが好きなので、そういう場によく顔を出していた頃があり、とても共感しました。まぁ出会いがあればお別れの数もそりゃ増えますよ。
そこでこのラフ画。
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