過去の作品を分解し、再構成しました.過去の作品を分解するのはその時の記憶を整理する事に似ています、そこからさらに良いものを取り出しました.過去の記憶から良い未来を導き出すことを望みます.
This work was exhibited in the Australian Japanese food restaurant in Sydney just now.
"Ahead of a memory"
urushi, thread and wood
300 x 450 x 50 mm
¥180,000
I took a work in the past apart.That's similar to put that case's memory in order.Something better was taken out from there.I wish to lead the good future from the past.
脱乾漆で外側を作り、中心の部分は実はタコ糸でできている。タコ糸に漆を塗り、光沢をだして、光の加減でアンティークの銀細工のように見える。
脱乾湿技法で人体を表現。肌のなめらかさとタコ糸の対比で漆独特の艶の美しさと漆の可能性を表現した。
グループ展「SQUET」にて烏丸にある仏光寺というお寺に展示。
漆の落ちついた色合いで形は山。でも見た目は完全に苺という、その床の間にあっているようであっていない違和感を演出。
撮影:SQUET展/仏光寺 2009年11月
2013年「京都ビエンナーレ」日本経済新聞社賞 受賞作品
一輪挿し。一本まっすぐに立つ一輪で横のラインの美しさを引き立たせる。
2010年2月
現代の日本の洋が入り混じった和の中で、私なりの儀式、捧げる供物をさわやかに演出しました。
メインは赤いラインの上に乗っている三つ。高盛りごはんと日本人の朝食といえば鮭と不自然にそそり立つカイワレ大根。周りの四つはそれを飾る花の器になっている。
2010年7月うるし展/旧立誠小学校
器には内と外という区切りがつけられているから、差をつけて一つで二倍楽しめるように。
外側は昼間で生地の木目を活かして世界を動かす太陽の光を描き、心地の良いさわやかな風が吹いている、内側は太陽に照らされてすくすく伸びた力強い麦畑の中で寝転んで月を見上げて休んでいる。
2010年10月 公募展「神々への捧げもの」入賞/平安神宮
高木あすかの花。
土に根を張らず、花のみで咲く花。和菓子のような、何かを包み込んでいるようにギュッと絞られてプリッと咲く。
三つあるのは咲く過程。
2011年2月
額アジサイは真ん中の小さいのが花で、その小さいのがつぶつぶとたくさんあって、ギュッとつまったつぼみが咲くとぽんっと開くのがかわいくて元気よく、その配置が規則的だったのでマンダラとリンクさせた。
漆のなんにでも塗れて強度を持たせることができる特徴を生かすために、額の部分と中心の開花しているものは和紙に漆を塗ってできている。
2011年7月
砂利や岩がたくさんある海岸で、細かい砂利がつやつやと輝いていたのを貝や変わり塗りで表現し、星空のように見えるよう、岩もはっきり見えるところと見えないところを作っている。波の泡はウズラの卵。
2012年2月